高校に入って、初めての夏がやってきた。「いつからが夏だ?」などという論争が毎年あったりするのだが、そんなことはどうでもいい。「暑ければ夏」それでいいじゃないか。
上了高中之后的第一个夏天。虽然说年年都会有人争论“从什么时候开始才算是夏天?”之类的话题,但对于我来说都无所谓。“只要热起来了那就是夏天”不就行了吗?
梅雨もすぎた快晴の空を見上げ、俺はとてもためになる教師の言説を聞き流し、授業のダルさを満喫していた。
仰望雨季过后那万里无云的天空,听着为了我们学生好的教师说辞左耳进右耳出,享受着上课所带来的安宁。
ああ、退屈だ。素晴らしいまでに退屈だ。退屈こそが、至高の贅沢だと俺は思う。
啊啊,无聊。无聊透顶了。但我认为正因为会无聊,才能算得上是最为奢侈的一件事。
ぐったりと机の上に倒れ込む。今は数学の授業中なのだが、そんなことは知ったこっちゃない。仕方ないだろ? 俺は日差しが嫌いなんだから。
我像是融化了一般趴到在桌子上。尽管现在正在上着数学课,但我才不管那些有的没的。这也是没办法的事情好吧?毕竟我受不了一点光照啊。
窓際がこれほど嫌だと思うことはない。窓際の後ろから二番目と言えば、かなりの好ポジションだ。
从来没有想过会这么讨厌坐在窗边。窗边而且还是倒数第二排的位置,可以说的上是王的故乡了吧。
全く、せっかくの退屈な時間に水を差……日を差しやがって。
唉,区区阳光,竟然打扰我享受如此罕见的无聊的时间。
夜間学校だったら、こんなには困らないだろう。暑さがどうとかじゃない。
如果是夜校的话就不会有这种烦恼了。这与温度无关。
日差しが嫌なんだよ。日差しが。
仅仅是因为我接受不了一点阳光而已。
ここでうだうだ言っていても仕方がない。カーテンを発明した人間に感謝しよう。お肌にも悪いという日差しをカットするために、俺は椅子を傾け、後ろで寝ている男をシャーペンで突っついた。
在这里发牢骚也无法解决问题。但我还是感谢发明了窗帘的人。为了在太阳的眼皮底下保护娇弱的皮肤,把椅子往后移了一下,用自动铅笔戳了戳后面正在睡觉的男同学。
「カーテン、閉しめてくれね?」
“能拉一下窗帘不?”
その男は、すーすーと寝息を立てているだけで、全く起きる気配がない。そのまま永眠させてやろうか。食ぞ貴様。
对面睡得正香,起来不了一点的样子。啧,信不信我让你就这样睡一辈子?或者说是吃了他?
いかん、頭がぼーっとしてきた。目を細めて、その忌しき日差しを睨み付ける。
不行不行,脑子似乎有点晕起来了。我眯着眼睛,死死地看向那万恶的阳光。
おのれ、太陽の光さえなければ、怖いものなど何もないのに。
该死的,只要没有阳光,我明明就什么都不用怕了好吧。
さて、起きていると脳みそがカキ氷のようにあっけなく溶けてしまいそうなので、さらりとぶっちゃけます。
因为醒着的时候脑子就像刨冰,很容易就会融化掉的感觉,所以我就明说了。
俺、ゾンビっす。
我,是僵尸。
あ、あと、魔装少女っす。
同时,也是魔装少女。
はい。一世一代のカミングアウトでした。よし、寝るぞ。寝させて下さい。
行了,一辈子只会有一次的秘密发表会就此结束。接下来我要睡觉了。不如说请让我睡。
──あと、誰かカーテンを。
——还有就是,有人能帮我拉一下窗帘吗?

